つらつら

手帳のメモ欄に5行くらいの日記を毎日つけてるようにしてる。

大学生活は穏やかで楽しいけれど、非日常に足を踏み込む機会を積極的に作らないと刺激が頭打ちになって感じられなくなって、砂漠を歩いてるように淡白な生活を続ける羽目になってしまう。環境を変化させる金や行動力の足りない人間には本人にとっての刺激の閾値を下げるのが手っ取り早く、日記はその記録としてとても重宝する。 

将来見返したときに懐かしみが還ってくるようなイベントがあればそれを内容にすればいいんだけど、しかしながら授業やらバイトやら課題やらで一日が進んで、本も読んでなければ人とも喋らないような日が来る日には数行と言えども書く事に困ってしまう。淡々とあった事を時系列で並べるのは書いていて面白くないし、読み返す値打ちも生まれない。そこで最近は手記を書くとき頭の中を整理して文章にした方が楽になることをまとめておくようにしている。良かった事を書き出せば胸がほっこりするし、悪い事を書き抜けば解決できるところも見えてくるかもしれない。

僕自身は2年生になってから週3日ほどがルーチンワークで全日埋もれていて建設的なことができないのが悲しい。日を跨ぐ度にPSの古いRPGの画面変移のロード時間みたいな空白が空いて、自分が死ぬとき流れる走馬灯はその部分がスプライシングされてるんだなあと思うと相対的に寿命が減るような感覚に陥ってしまう。外面的な生活リズムの重複しているところを消したら何も残らなくなるくらいに中身の薄い生活を送ってるけど、同じ一日は永久に戻らないと思うと結構可愛く見えてくるから大切にしたいなあと思う。